一井かずみ先生の作品の中でも人気が高い「どうせもう逃げられない」。
コミックスは全10巻。
ソロ・デザインの存続がどうなるのか分からない中、余さんに背中を押され、なほに告白の返事をした向坂さん。
2人はついに…
そして事務所はどうなるのでしょう。
気になる最終巻のネタバレと感想、改めて登場人物をまとめた上で、ドラマ化するなら誰がいいかを考えてみます。
「どうせもう逃げられない」一井かずみ先生、10巻で完結!最終巻のあらすじと感想
一井かずみ「どうせもう逃げられない」4年の連載に幕、次号プチコミに番外編 http://t.co/fdJOYS9gla pic.twitter.com/4qDqYEmAfC
— コミックナタリー (@comic_natalie) June 8, 2015
なほに告白の返事をした向坂さん。
2人はそのままホテルへ向かいます。
なほは頭の中で早くこうしたかったと思い、向坂さんはなほを抱きながら「なんか涙出そう」と言って泣きます。
同じように涙を流すなほに向坂さんは「好きだ」と言いいました。
2人は順調に交際を続けますが、ソロ・デザインが高田産業の新事業部として取り込まれる話は宙ぶらりんのままでした。
事務所に余さんとなほだけの時、高田産業の鴻上さんが訪ねてくることになります。
高田が欲しいのは向坂さんと余さんだけとストレートに言う鴻上さん。
交渉が平行線続きだと言います。
向坂さんが新事業部には入らないと聞かされている余さんとなほは、混乱して鴻上さんに確認をしました。
すると鴻上さんの下でグラフィックデザイナーとして復帰することを知ってしまうのでした。
苛立ってしまう余さんでしたが、なほは冷静になって、話は理解できたことを伝え、ここでは答えを言えないと答えます。
まずは代表の向坂に伝えさせてほしいと伝え、鴻上さんも納得して帰っていくのでした。
後日、なほはみんながいる前で向坂さんにできれば高田産業には行きたくないことを伝えます。
このメンバーでソロ・デザインを存続させる方法をと一緒に考えてくださいと泣きながら言うなほ。
向坂さんは「結婚しないか?なほ」と言って微笑みます。
なほは戸惑いますが、浦江さんが公開プロポーズと喜びました。
それから向坂さんは余さんにも意思を聞きます。
どんな決断でも高田産業に通すと言う向坂さんに、余さんが最初に言った言葉は「悔しいです」でした。
向坂さんの実力を見せてほしいとお願いし、それはN,Y,に行くよりずっと価値があると伝えます。
デザインを始めるならソロ・デザインでと言う余さんの言葉に向坂さんも納得するのでした。
ソロ・デザインはそのまま残ることになり、向坂さんのデザイナー復帰で、仕事の依頼が増えて忙しくなります。
なほは向坂さんにプロポーズの返事をして、結婚式はしないと決めますが、それを知ったみんなは残念がります。
その後、体調を崩して倒れるなほ。
ムリしたことを向坂さんに怒られますが、なほの体調に気づいた浦江さんが、待ったをかけます。
浦江さんに言われて、なほは「妊娠したかも」と言うのでした。
向坂さんは余さんと馨さんに突っ込まれて混乱します。
なほと2人になり、「結婚式を挙げよう」と言いました。
2人は結婚式を挙げ、子どもが生まれます。
生まれた赤ちゃんとヌード写真を馨さんに撮ってもらうなほ。
向坂さんはヌード写真なんてと怒ってましたが、撮影された写真を見ながら、静かに涙を流すのでした。
感動のラストでした。
あらすじの中には書けていませんが、色んな想い、傷を抱えたまま生きていく決意をしたことの描写がとてもきれいです。
そして、余さんの向坂さんに対する想いは1巻から最後までまっすぐだったなと感じました。
「デザインを再開するならここで」という余さんの言葉に対して、向坂さんがお礼を言うところがとても素敵です。
辛い過去に苦しめられていた向坂さんは生きていくことに罪悪感を感じていたので、必要とされることを拒否していたと思います。
余さんだけでなく、ソロ・デザインのメンバーは向坂さんを信頼し、必要としていたのを全部受け入れたのがその場面だったんだと感じました。
幸せになれて本当によかったと思える作品でした。
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10巻で完結の「どうせもう逃げられない」の登場人物はどんなキャラ?それぞれの結末は?
ここで、改めて登場人物をまとめてみます。
●野田蔵 なほ(のだくら なほ)
夢はOLになること。
就活がうまくいかなかったが、バイトで雇われたソロ・デザインで正社員に。
自分を守ってくれる向坂さんに惹かれていく。
向坂さんの抱えているものを知って振られても諦められなかった。
特技は記憶力がいいこと。
向坂さんからは「のらくら」と呼ばれている。
●向坂 拓己(さきさか たくみ)
ソロ・デザインの社長。
伝説のデザイナーだが、今はデザインをしていない。
イケメンだが、女にだらしない。
ちはるを死なせてしまったことに負い目を感じて実家にも戻れなくなっていた。
なほに惹かれていき、大切に想うが、ちはるや柾己のことを考え、一線を越えることはなかった。
余の一言でソロ・デザインでデザイナーとして復帰することを決めた。
●余 雄彦(あまり たけひこ)
ソロ・デザインのデザイナー。
向坂さんに憧れていて、なほのことが好き。
duの広告で日本広告賞を取る。
向坂さんを超えるためにN.Y.行きを決意するが、向坂さんがデザインを再開することによって、ソロ・デザインに残ることにする。
●浦江(うらえ)
ソロ・デザインのライター。
仕事の調子がいいと物をなくすので、記憶力抜群のなほを頼りにしている。
独立の話もあったが、向坂さんと本音で話せたことでそのままソロ・デザインで働くことにする。
●深澤 馨(ふかさわ かおる)
ソロ・デザインのカメラマン。
向坂さんの過去を知る唯一の人。
いつもなほの力になってくれる。
なほに出会った時から、なほのヌードを撮りたいと言い続けて、最終話でそれが実現した。
●粕谷 誠一(かすや せいいち)
なほの元上司。
帳簿の不正操作をなほにやらせていた。
扱いやすいなほを取り戻そうと卑怯な手を使ってくるが、ソロ・デザインのみんなが一枚上手だった。
●ちはる
柾己の妻。
向坂さんとも幼なじみで、向坂さんの想い人。
向坂さんと馨さんの共同作品「世界で(ここで)」のモデルを務めた。
自信の職場で上司を関係を持ってしまった後、向坂さんに助けを求める。
その翌日、向坂さんが運転する車で名古屋に帰る途中、交通事故で亡くなってしまう。
●柾己(まさみ)
向坂さんの実の兄で、ちはるの夫。
ちはるが死んでしまった時に何故、弟といたのか疑問に思い、ずっと苦しめられていた。
しかし、苦しみから解放されたいと願い、再婚をする。
●翼(つばさ)
柾己、向坂さんの姪だが、兄妹として一緒に育った。
アレルギー持ちだが、東京の専門学校に進学する決意をし、見事に進学を決めた。
まとめてみて気づいたのですが、浦江さんだけ下の名前が出てきませんでした。
余さんと馨さんのフルネームはチラッとあったのですが、浦江さんだけないのが切ないです。
本編では、なほと向坂さんが結ばれ、馨さんは、なほとの約束を実現させました。
キーパソンだった余さんはどうなったのか気になっていましたが、実は番外編で婚約者が出来てるのが分かります。
気になる方はチェックしてくださいね。
10巻で完結の「どうせもう逃げられない」の単行本に入ってる番外編はある?
最終巻10巻に結婚式が終わってから数日後の2人のお話があります。
結婚式を振り返りながら、結婚挨拶の時のこと、余さんの婚約者の話などをしています。
その流れで、出会った次の日に向坂さんがなほにあげたエルメスの箱が、もらった時のまま見つかったことを話すなほ。
なほはもらった当時を思い出し、すぐに用意できる時間などなかったと思い、自分のために用意されたものではないのではと考えます。
モヤモヤするなほに、実際はどうなのか向坂さんが箱を開けるというお話です。
2人が生きて行こうと手を取るところが素敵でした。
これを見たら、もっともっと2人の結婚生活が見たくなりますよね。
最終巻10巻で完結の「どうせもう逃げられない」ドラマ化するならキャストは誰がいい?
先ほど、登場人物をまとめたので、誰がいいか考えてみたいと思います。
まず、なほ。
綺麗なロングヘアとお人好しだけど芯の強いところがポイントでしょうか。
有村架純さんや川口春奈さんや山本美月さんに演じてもらいたいなと思います。
向坂さん。
なほをからかったり、仕事には真面目だったり、過去のことを苦しんだり、色んな表情がある向坂さん。
山崎育三郎さん、向井理さん、中村倫也さんに演じてもらえたら素敵じゃないかなと思います。
余さん。
優しい雰囲気がいいなと思うので、小関裕太さんや高杉真宙さんでしょうか。
もう少し年齢高くてもいいのかなとは思いますが、どうでしょう。
浦江さん。
なほにとってはお姉さん的な存在。
豪華だなと思いますが、石原さとみさんや北川景子さんだったらテンション上がります。
馨さん。
ムードメーカー的存在になるので、桐谷健太さんとかでしょうか。
色々な所を飛び回るカメラマンなので、似合いそうですよね。
ソロ・デザインのメンバーを考えてみましたが、いかがでしょう。
やはり、絶対この人と言うのは難しいですね。
でも実写化するなら、どうなるのか見てみたいと思います。
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