嘘がつけない不器用なあの娘は思いを「歌」にたくす…。
こんにちは!今日は桃森ミヨシ(とうもりみよし)さんの『悪魔とラブソング』13巻のネタバレをしていきたいと思います。
最初は孤独だったマリアの物語もいよいよクライマックス。ときに傷つけあいながらも、成長を重ねてきた魅力的なキャラクターたちはどんな結末を迎えるのでしょうか?あんなやハナとの出会いも振り返りつつ、ドラマ化や続編の情報に関してもお伝えします!お楽しみに♪
漫画『悪魔とラブソング』13巻のネタバレ:13巻のネタバレ&感想♡最新刊の内容をたっぷり紹介!
目黒(めぐろ)が高校を辞め、アメリカへ行って半年が経ちました。
3年生になったマリアたちは童謡をアレンジしてプロモーションビデオ(PV)をつくり、ネットにアップする日々を送っています。
友世(ともよ)が衣装、亜由(あゆ)がメイク、エロスが振り付け、優介(ゆうすけ)が撮影を担当します。もちろん「歌」の担当はマリア!
目黒(めぐろ)を思いながら歌うマリアを撮影する優介(ゆうすけ)。
なんて切ない…。
そしてそんな優介(ゆうすけ)を複雑な想いで見守る亜由(あゆ)がいるのでした。グループ内の恋ってなかなかうまくいかないですねぇ…。
特別な笑顔をマリアに向ける優介(ゆうすけ)を見て、ついに感情が爆発してしまった亜由(あゆ)。マリアとも口論に発展してしまいます。
行方しれずになってしまった亜由(あゆ)を友世(ともよ)と一緒に探します。
鍵をかけてトイレに閉じこもってしまった亜由(あゆ)と話すために、マリアは体当たりでドアを開けようとします。
腕をあざだらけにしてでも、亜由(あゆ)と向き合おうとするマリアの様子に心打たれることまちがいなしですよ…!
マリアの誠心誠意の謝罪が亜由(あゆ)の心をとかし、いつしか下の名前で呼び合うように。友世(ともよ)も含めて、3人の仲が一気に深まりました。
いつも明るいエロスですが、進路の話をするみんなを見つめて少し疎外感を覚えていました。そんなエロスの家に行きたい、と言うマリア。
喜ぶエロスでしたが、マリアの目的はジョン(マリアの父)に会うことでした。
それでも、自分がマリアとジョンを引き合わせられた、と喜ぶエロスがケナゲ…。
エロスの家に行くとジョンだけでなく、祖父母もいました。「就職をして、これまでに受け取ったお金を返したい」というマリアでしたがジョンに怒られてしまいます。
急に家を飛び出たマリアを心配してエロスが追いかけます。怒られたことがショックだったのかな…?と私は思ったのですが、マリアの反応は意外なものでした。
マリアは怒られることを嬉しく、恥ずかしく感じて、どうして良いかわからなくなっていたのです。そんなマリアに歌うことを提案するエロス。
マリアが幸せそうで満足するエロスでしたが、自分の役目は終わったのかな…と同時に寂しさも感じます。普段明るい人の切ない顔っていいですよね…♡
そんなエロスに「姉と思え」と胸を貸すマリア。マリアに寄りかかりながら、「家族なら一生切れない絆だ」と安心するエロスでした。
進学はしない、と決めたマリアに歌手になることを勧める優介(ゆうすけ)。いつでも静かにマリアの道しるべになってくれるよね…そんなところがすき♡
やると決めたらすぐに行動に移すマリアは早速、音楽事務所にデモテープを持ち込みます。
運よくプロの人に歌声を聴いてもらえたマリアでしたが、「1人の人に向かっている」と指摘されてしまいます。
帰り道。雑踏の中で歌おうとして、歌うのをやめたマリアの前に現れたのは…!!なんと目黒(めぐろ)が!!!
すっかり大人びた目黒(めぐろ)にドキドキが止まらないマリア。わかりますとも。優介(ゆうすけ)派の私もぐらついてしまいそうな魅力ですよ。
みんなで集まって近況を報告しあいます。目黒(めぐろ)の手の手術が成功し、リハビリを開始、ピアノも再開していることがわかりました。
目黒(めぐろ)と二人きりになっても緊張が止まらないマリアが可愛すぎます♡
あんなとリハビリセンターで偶然再会した目黒(めぐろ)は、マリアたちのPVを観てくれていたのでした!
そしてあんなが「いつかマリアたちと共に歌いたい」と言っていたことを目黒(めぐろ)から聞き、マリアは目黒のためにだけ歌っていた自分のことをうしろめたく感じてしまいます。
目黒(めぐろ)の成長を知り、自分も誰かのために歌いたいと感じたマリアは路上ライブをすることを決意します。
目黒(めぐろ)と優介(ゆうすけ)が2人きりで話しているシーン。
ここの優介(ゆうすけ)の最後のコマの表情がもうなんとも言えなくて…作者さん、表情描くのうますぎ!!ぜひ漫画を読んでほしいです♡
榊(さかき)先生の助けもあって、路上での生ライブが決定しました。初の「不特定多数」に向けてのお披露目です。
最初はそしらぬ顔をしていた通行人たち。
こんな寂しい反応なの…?と不安に感じていたら通行人がどんどん集まり、マリアたちを囲む「大きな輪」になりました!
「これが歌手?全然知らない人と輪を感じられる!」と喜びを爆発させるマリアが可愛すぎますよ…。
最初の頃、一人で闘っていたマリアの姿を思い返すともう感無量ですね。
本編はこうしてハッピーエンドを迎えました♪
漫画『悪魔とラブソング』13巻のネタバレ:これまでのあらすじは?重要人物、あんなとハナを中心に物語を振り返ってみよう!
最後の巻には出てきませんでしたが、重要人物である「あんな」と「ハナ」を中心に『悪魔とラブソング』のあらすじを軽く振り返ってみたいと思います。
13巻では感情豊かなキャラクターになっていましたが、初期のマリアの表情はいつも「ツン」としており、近寄りがたい雰囲気。
あのオーラは「悪魔的に」正直で、人を無自覚に傷つけてしまうマリアの弱さを隠すためのものだと私は感じました。
転入早々、孤立を深めるマリアに不器用ながらも声をかけたのが目黒(めぐろ)で、マリアの毒舌をなんとかしようと「ラブリー変換」を教えたのが優介(ゆうすけ)でしたね。
魅力的な2人に守られるマリアは女子からは良く思われず。
とくに優介(ゆうすけ)に想いを寄せる亜由(あゆ)やハナからはイジメや嫌がらせを受けることに…。
「合唱コンクール編」ではクラスの人気者であるハナとの対立が中心に描かれます。
男女問わず人気なだけでなく、先生からの信頼も厚いハナは文化祭でマリアに恥をかかせようと画策しますが…。気になる結末はぜひコミックスで!
あんなはマリアの「元」親友という立ち位置で登場しました。
転校する前にいた学校で、浮いていたマリアに声をかけて仲良くしてくれたのがあんなです。
誰からも慕われていたあんなでしたが、ある日を境に声がでなくなり、周囲の対応も変わっていきます…。
マリアは変わらずにあんなに接し続けましたが、あんなはマリアを拒絶します。
このときあんなが口の動きだけで伝えた「あんたは人を汚れさせる」言葉が
マリアの中の「呪い」となってしまうのでした。
ある日、楽しそうに十塚学園で過ごしているマリアをあんなは目撃し、激しい感情を覚えます。
もう一度マリアと仲良くしたいと言いながら、マリアの想い人である目黒(めぐろ)を奪おうとしたり…あんなはマリアに対する複雑な感情を抱き続けます。
声が出せないフラストレーションからか、あんなはすぐに手がでてしまうので読んでいて心苦しくもありました。
そんなあんなと真正面から向き合おうとするマリアの誠実さ、凛とした強さに感動することまちがいなしですよ!
「あんな編」のあとにはマリアの出生の秘密など重めの話も続きますが…ひとり、またひとりとマリアの「輪」の中に加わっていく物語の構成は本当にお見事です。
漫画『悪魔とラブソング』13巻のネタバレ:実写化は2021年!ドラマ版のキャストはどんな感じ?
Hulu独占配信で2021年6月より全8話でドラマ化されていました。
気になるキャストは以下の通りです。
可愛マリア(かわいまりあ)…浅川梨奈さん
目黒伸(めぐろしん)…飯島寛騎さん
神田優介(かんだゆうすけ)…奥野壮さん
甲坂友世(こうさかともよ)…山之内すずさん
中村亜由(なかむらあゆ)…小野花梨さん
物語のキーであるマリアの歌声がどのように表現されているのか必見ですよね。
目黒(めぐろ)役の飯島さんは役作りのために約2カ月でピアノをマスターしたのだとか!優介(ゆうすけ)役の奥野さんの巧みな感情表現も見逃せません!切なさがビシバシ伝わってくる、と特に評判が高いです。
漫画『悪魔とラブソング』13巻のネタバレ:ドラマ化を記念した続編!『悪魔とラブソング アンコール』マリアたちの気になるその後とは?
なんと!ドラマ化を記念してマーガレットで続編が連載されていました!
しかも!優介(ゆうすけ)が主人公なんですよ~♡全4話です。
ちょっとくらいマリアとのラブハプニングとかないかな…って期待しちゃう優介(ゆうすけ)推しの私です(笑)
続編は高校の卒業式からスタート。絵柄がぐっと繊細になり、作者さんの画力がさらにアップしたことが一目で分かります!
物語は途中で2年後に移ります。あれほど結束の強かったみんなですが、別々の進路を選んだことでなかなか会えなくなっています。
マリアはなんと「歌ってみた」で有名になっていました!てっきりオーディションを受けて歌手になっているのかと思ったら…時代を感じますよね。
そんななか、アメリカにいる目黒(めぐろ)に浮気疑惑が…!?気になる続きはぜひご自身でチェックしてみてくださいね♡
『悪魔とラブソング 新装再編版』第8巻に収録されていますよ!
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