今回は『蘭と葵』最終巻である、7巻のあらすじとネタバレをご紹介していきます!
上田倫子先生といえば「裸足で薔薇を踏め」や「月のしっぽ」などで有名ですね。
登場するキャラクターが全員、美男美女すぎて、見ているだけで癒されます!
今回ご紹介する「蘭と葵」は「月のしっぽ」のお二人の子供、蘭の人生を描いた作品です。
それでは早速ご紹介していきます!
【蘭と葵7巻ネタバレ】コミック最終巻!7巻のあらすじとネタバレ をまとめてみた
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やっと結ばれた2人の間に授かった小さな命。しかし、戦闘の末に流れてしまいました。
「御子を残すのが将軍様の勤めだと思います」
一度は家光の子を授かったにも関わらず産めなかった。その上で大奥へ行って欲しいと望む蘭。
家光への気持ちがある中でもそうやって言える蘭の強さ…
私ならわがままを言ってしまいそうになるよ…
恋に敗れた家光は”じい”の元にやってきました。
「好いた女の望む家光様に近づくよう 精進なさいませ」
そのじいの一言で家光は城に帰ることを決意。
蘭が願っているならと、頑張れそうです。物は考えようですね。
城に帰り大奥へ行くと、そこには蘭にそっくりの娘、”お梅”がいました。
そっくりすぎない?!そこまでそっくりだと思い出してしまいそう。
2人で話をした後、蘭の望みを果たす!と意気込み押し倒すが…
極度の緊張のあまり、足がつってしまったお梅。
そんなお梅に対し、家光は「今宵はもう休もう」と朝まで添い寝をしていました。
明くる日、シズというこれまた蘭にそっくりな娘が大奥へやってきました。が、あと一歩及ばず…
心を通わせた相手でなければ抱けないと、家光。
「私はまた1人だ…」と涙を流します。
ここの家光がすごい切ない…もちろん泣きました。
その後、日々の疲れからか、家光は疱瘡にかかってしまいました。
蘭は伊賀に住む、薬師である母ウサギの元に走っていき、無事家光に薬を届けます。
お福は蘭に家光が目を覚ましたこと、一目会っていけというが、蘭は会うことなく帰ってしまう…
駿府にいる家光の弟、忠長は家光が回復したことを喜びません。家光にもしものことがあれば、将軍の座が自分に回ってくると考えたからです。
時代もあるし、そう考える人がいても仕方ないかもしれないけど。
身内、しかも実の兄の体調が良くなったことを喜べないのは嫌だな…
そしてその怒りの後、禁じられた神領で猿を殺してしまいます。忠長をなだめた家臣までも斬り捨てたという。
そのことにより、父である秀忠は「領地を奪い蟄居させよ」と命を下します。(蟄居:閉じ込めること)
お江(母)も秀忠も次々に亡くなります。蟄居させられた忠長も母を追いかけ自害。
そして家光が31歳となったある日、刺客に襲われます。そこで家光を救ったのが五郎丸。一厳と蘭の子です。
この五郎丸がかなり可愛い。まだ幼さが残っているのに強いししっかりしてるしで可愛い。…いや、男の子に可愛いは失礼か。
病に倒れた家光。夢に蘭が出てきてももう顔を思い出せません。目を閉じながらも涙が止まらない…
探幽に描かせた蘭の絵を見せてもらった途端、その絵を抱いて泣き崩れてしまいます。
もう本当に、この辺から涙腺が緩みっぱなしです。
家光はその絵を握りしめ桜の木に駆け寄ると、そこには蘭の姿が。蘭は両手を広げて抱きしめ、キスをします。
素敵すぎる…!!切ないけど素敵すぎて見惚れる…!
うえりん先生の絵の綺麗さが特に目立つシーンですね。
すると家光は幼い頃の竹千代の姿に!
「約束した通り徳川の跡取りもできたぞ」
「褒めてくれるか?」
蘭の優しい笑顔と「はい」という言葉を聞いた家光は涙を流しながらその場に倒れ込んでしまいます。
「いつも 君を想う 花となり 雲となり 光となり 君を…いつまでも…」
【蘭と葵7巻ネタバレ】最終回の感想!
か、悲しすぎるーーーー!(泣)
やっぱり結ばれなかったか。時代背景からくる、蘭と家光の立場の違いが切なすぎる、、
でも、心底素敵だと思える作品でした!
実在した人物をモデルに描いていることから、歴史からはずれすぎていると面白くなくなってしまいがちですが…
これは漫画の世界を大切にしつつ、歴史もしっかり表現されていると感じました。
結末がわかっていても、何度も読みたくなる作品です。
時代系と、恋愛系、人情系が好きな方にはぴったりです!読んだことない方は是非読んで欲しい!!
【蘭と葵7巻ネタバレ】服部蘭と徳川家光(竹千代)の全て
伊賀の女忍者、蘭。男勝りで外で働きたいと強く思っていた。
幼い頃の家光(幼名:竹千代)は少し気弱な心優しい男の子。
狩の練習中、突然刺客に襲われた際、蘭に助けられた。そこから蘭は、竹千代の護衛として仕えることとなる。
将軍にはならないと宣言した竹千代。だが大御所である家康の一声で、竹千代が時期将軍となることが決定した。
幼い竹千代が蘭に対して恋心を抱いたことに気がついたお福。成長を妨げると、蘭に暇を出してしまう。
成長し、将軍となった家光のもとに蘭が帰ってきた。
とうとう、一線を超えた2人。なんと蘭は家光の子を身篭ったのだ。
家光の子が生まれるとなれば、将軍の座が国松(忠長)に回ってこないと考えたお江。彼女は林蔵に蘭の出産を止めるよう命を下した。
身重でありながら戦闘に参加してしまった蘭。当然、お腹の子は流れてしまった。
お福が一厳との結婚を蘭に提案。蘭も自分が徳川家存続の妨げになるならと、城を出て行ってしまう。
そのショックから家光は城を黙って出て、じいの元へ。じいからお叱りを受け「蘭の望む姿になる」と決心して城に帰ったのだ。
家光の最後、桜の木の下で蘭の幻影を見る。
結ばれることのなかった2人だが、最期までお互いを想う気持ちは変わらなかった。
家光が竹千代時代から美しさが変わらないとは。それだけ時が経っても家光の気持ちが変わらないということはきっと、蘭の魅力は外見だけではないんだろうな…
難しい時代で強く生きた女性と、優しい心と強い信念を持った2人の切ないストーリーでした。
聞いた話ですが、「弱い男を強くできるのがいい女」と言われるらしいです。「将軍になりたくない」と泣いていた家光をここまで成長させた蘭は他と比べられないくらい、いい女ですね……
家光が惚れてたのがわかる気がします。
【蘭と葵7巻ネタバレ】登場人物をまとめてみた!相関図は?
相関図は書けませんでしたが、人間関係について【】で分かるようにしてみました!
服部蘭:伊賀のクノイチ。とても綺麗な女性だが男勝りな性格。【家光を慕うも結ばれることなく】、【一厳の妻】となる。
柳生一厳:家光の護衛。【蘭の夫】。
徳川家光:幼名は竹千代。【幼い頃から蘭に対して特別な感情を抱く】。【正室は鷹司孝子】。
鷹司孝子:家光の正室。蘭に親切にしてもらったことから、【蘭に対して恋に似た感情を抱く】。そのため、家光に蘭だけは側室にしないよう訴えた。
徳川秀忠:徳川幕府二代目将軍。【忠長と家光の父】。【静を側室】に持っていることを江には隠している。【静との間には幸という子供】がいる。
江(ごう):【家光と忠長の母】。忠長を溺愛している。
福:家光の乳母。家光を将軍に、という思いが強い。そのため忠長を将軍にしたい【江とは対立関係】にある。饅頭が好物。
静:【秀忠の側室】。慎み深く、優しい。秀忠の癒し的存在。
幸:【静と秀忠の隠し子】。男子であるが、江から身を守るため女子として育てられる。碁が得意。
うさぎ:【蘭の母】。凄腕の薬師。
服部半蔵:【蘭の父】。伊賀の忍者。蘭を無理やり結婚させようとする、少し押しの強い性格。
雲隠林蔵:伊賀の抜け忍。【蘭の幼なじみ】で思い人だった。抜け忍となった後は「竹蔵」と名乗り、江の薬師となった。
豆蔵:伊賀の忍者。【幸の護衛】として7年仕えた。幸が保科家の跡取りとなった際、役目を解かれた。幸が女子だったことにずっと気がつかなかった。
狩野探幽:徳川家専属の絵師。丸坊主だが美男子。絵の中の女性が全てであると思っているため、生身の女性に興味がない。
【蘭と葵7巻ネタバレ】まとめ
今回は上田倫子先生、通称うえりん先生の「蘭と葵」の最終巻を読んだ感想とネタバレをまとめていきました!
時代ならではの不自由さがなんとも歯痒い作品でした。
しかし、絵の綺麗さと世界観をしっかり守った感じがとても素敵です!!
何回でも読み返したくなる、魅力ある作品です。
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それでは以上で「蘭と葵」最終巻7巻のネタバレまとめを終わります!
最後までお読みいただきましてありがとうございます。
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